電子レンジを汚さないようにするコツ
今や電子レンジは家電製品の中でも最も重要と言えるほどの製品となっています。
自宅で料理をする人もしない人も電子レンジを上手に使いこなすことで毎日の食卓の幅が大きく異なってきますので、包丁やまな板を持たない人も電子レンジがあればそれなりの食生活を送ることができます。
しかし一方で便利な電子レンジを盲信する人もいるようで、本来の電子レンジの機能を無視した使用方法をしてしまうことにより料理の失敗や室内の汚れを引き起こしてしまうことがあります。
電子レンジの清掃以前にまず知っておいてもらいたいのが、電子レンジを汚す要因になる使い方です。
いわゆる「爆発」と言われる事例ですが、食材の中には無造作に突っ込まれることにより激しく破裂をしてしまうものがあります。
その前にまずなぜ電子レンジが短時間で食品を温めることができるのかということから説明をすると、電子レンジは内部に入れられたものに「マイクロ波」を当てることにより食品の内部にある水分子を振動させ、そこから熱を作り出すというしくみをしています。
言い換えるならば電子レンジで温めることができるのは水を含んだものだけであり、乾燥したタオルを入れてもほとんど温かくなることはありません。
電子レンジ内で爆発しやすいものの代表として卵があります。
他にも魚卵やソーセージのように皮膜で覆われているタイプの食品は内部の水分が振動することにより膨張が起こるので、熱が高くなることで爆発をし、電子レンジ内を汚すことになってしまいます。
爆発によってついた汚れを除去する方法
電子レンジ内の汚れの原因となるのは、誤った使い方をすることによる爆発による飛沫です。
レンジ内で爆発が起こるとどうしても油分や落ちにくい成分が壁面に飛び散ることになってしまいますので、清掃をする手間が増大します。
電子レンジの内部についた汚れを長期間放置してしまうと、その食物片が腐敗をしたりカビが発生してしまったりして非常に不衛生な状態となってしまいます。
また爆発によって電磁波の発生場所が塞がってしまうと電子レンジとしての性能が落ちることにもなってしまいますので、早めに汚れは除去しておくことが勧められます。
電子レンジ内の汚れは基本的に油脂汚れが中心となるので、酢やクエン酸のようなアルカリ性洗剤が有効です。
家庭用洗剤として販売されているものはほとんどが中性洗剤なので、それらを使っても思うように落ちない場合には洗剤の種類を変えることを考えましょう。
失敗をしてレンジ内を大きく汚してしまった場合には早めの対処が重要です。
ターンテーブルなど外せるものは全て出し、早めに丁寧に清掃していくことで汚れがこびりつくのを防ぐことができます。